徳之島
奄美大島から沖縄本島までの間には、北から順に徳之島、沖伊良部島、与論島があり、これらの島は全て鹿児島県下になりますが、地元の方曰く、文化圏としては徳之島と沖伊良部島の間に沖縄と鹿児島(奄美)の境界があるそうです。
そんな徳之島は、日本最大の医療グループ・徳洲会の創始者で離島への医療の普及に尽力した徳田虎雄氏や、日本弁護士連合会の初代会長である奥山八郎氏をじはじめとする偉人を多く輩出していることが特徴で、中でも、120歳まで生きたとされる泉重千代氏と、116歳まで生きたとされる本郷かまと氏の男女2人の世界最年長者を輩出している点で以前から気になっていました。なぜなら長寿は努力だけでは到底なれないと思うので。
そんな徳之島は、日本最大の医療グループ・徳洲会の創始者で離島への医療の普及に尽力した徳田虎雄氏や、日本弁護士連合会の初代会長である奥山八郎氏をじはじめとする偉人を多く輩出していることが特徴で、中でも、120歳まで生きたとされる泉重千代氏と、116歳まで生きたとされる本郷かまと氏の男女2人の世界最年長者を輩出している点で以前から気になっていました。なぜなら長寿は努力だけでは到底なれないと思うので。
泉重千代氏の生家に立つ銅像。本郷かまと氏の生家周辺といい、海に面した穏やかな土地でした。
徳之島で宿泊したゲストハウスは、珍しく地元の方が営んでおり、歴史と観光案内が大好きなゲストハウスのおじさんの車で、犬の散歩を兼ねて徳之島の案内をして頂きました。
犬の散歩を兼ねて、とうのは何かと言うと、おじさんが運転する車に犬が走ってついてくるんです。普段30Kmは走ってしまうという。。(しかも犬の食事は客が残した残飯)
徳之島で宿泊したゲストハウスは、珍しく地元の方が営んでおり、歴史と観光案内が大好きなゲストハウスのおじさんの車で、犬の散歩を兼ねて徳之島の案内をして頂きました。
犬の散歩を兼ねて、とうのは何かと言うと、おじさんが運転する車に犬が走ってついてくるんです。普段30Kmは走ってしまうという。。(しかも犬の食事は客が残した残飯)
スーパースタミナ犬・ビンタ(メス)と、おじさんの車(おじさんの顔つき)。
おじさんが言うには、琉球による統治ののち薩摩による統治を経て、更に第二次世界大戦後にはアメリカの統治下にあったため、「なにくそ」という根性がつき、そのことが多くの偉人を輩出した原動力になったのだとか。
徳之島に限らず沖縄や鹿児島の離島のほぼほぼが常にどこかの統治下にあった歴史を持っていますが、今まで学校であまり詳しく教わったことがなく、歴史は勝者のものなんだなーとつくづく思わされました。
晩には、奄美大島在住で仕事で週の半分は徳之島に滞在しているというサラリーマンの方からも色々とお話を聞かせていただき、徳之島の男の子はヒーローよりも闘牛が好きという話や、島内に4箇所も闘牛場があり盛況だということ、闘牛では大金が動くこと、地元偉人への敬意、更に、沖伊良部島のおばちゃんが星の砂で財を成した話や、奄美大島で父親が大島紬の加工職人をされていたとのことで、大島紬の衰退の生々しい話なども教えていただきました。
おじさんからもサラリーマンの方からも、ディープでデリケートな島の話をたくさん聴かせていただきましたが、話す口調は穏やかで、楽しげに笑って話すからもう凄いです・・・。
おじさんが言うには、琉球による統治ののち薩摩による統治を経て、更に第二次世界大戦後にはアメリカの統治下にあったため、「なにくそ」という根性がつき、そのことが多くの偉人を輩出した原動力になったのだとか。
徳之島に限らず沖縄や鹿児島の離島のほぼほぼが常にどこかの統治下にあった歴史を持っていますが、今まで学校であまり詳しく教わったことがなく、歴史は勝者のものなんだなーとつくづく思わされました。
晩には、奄美大島在住で仕事で週の半分は徳之島に滞在しているというサラリーマンの方からも色々とお話を聞かせていただき、徳之島の男の子はヒーローよりも闘牛が好きという話や、島内に4箇所も闘牛場があり盛況だということ、闘牛では大金が動くこと、地元偉人への敬意、更に、沖伊良部島のおばちゃんが星の砂で財を成した話や、奄美大島で父親が大島紬の加工職人をされていたとのことで、大島紬の衰退の生々しい話なども教えていただきました。
おじさんからもサラリーマンの方からも、ディープでデリケートな島の話をたくさん聴かせていただきましたが、話す口調は穏やかで、楽しげに笑って話すからもう凄いです・・・。
ゲストハウスの居間。普通の民家の居間そのものでした。
更に、長生きのコツは「普通にしていること」と教えてくれたのは、ゲストハウスのおじさんの母親である87歳のお婆さんでした。お婆さんは存命中の泉重千代さんのことも知っており、とても穏やかな人だったと言います。そんなおばあさんはゲストハウスの近くに住んでおり、杖を突いてゲストハウスまでやって来て、杖を忘れて帰るそうです。
この他にお話した方からも、徳之島の人の普通はパワフルでいて穏やかで、そしてポジティブ!という印象を受けました。
また、徳之島の人が普通に食べているものも教えていただきました。
島味噌という米みそに茹でて炒めた豚を漬け込んでおく”豚味噌”は、冷蔵庫がない時代に堵殺した豚肉を長期保存しておくために考えられた保存食で、徳之島の人は口々に「普通」とい うからどこの豚味噌が美味しいとか、こだわっているとか、名店なども特になく、お土産用に港の売店に缶詰が並んでいるくらいです。この「普通」の感覚が気持ちいい。
更に、長生きのコツは「普通にしていること」と教えてくれたのは、ゲストハウスのおじさんの母親である87歳のお婆さんでした。お婆さんは存命中の泉重千代さんのことも知っており、とても穏やかな人だったと言います。そんなおばあさんはゲストハウスの近くに住んでおり、杖を突いてゲストハウスまでやって来て、杖を忘れて帰るそうです。
この他にお話した方からも、徳之島の人の普通はパワフルでいて穏やかで、そしてポジティブ!という印象を受けました。
また、徳之島の人が普通に食べているものも教えていただきました。
島味噌という米みそに茹でて炒めた豚を漬け込んでおく”豚味噌”は、冷蔵庫がない時代に堵殺した豚肉を長期保存しておくために考えられた保存食で、徳之島の人は口々に「普通」とい うからどこの豚味噌が美味しいとか、こだわっているとか、名店なども特になく、お土産用に港の売店に缶詰が並んでいるくらいです。この「普通」の感覚が気持ちいい。
豚味噌。ゲストハウスのおじさん手作りのもので、家庭の味。
それと、「徳之島で一番美味しい」という”島とうふ”屋さんも教えていただきました。このお店の豆腐は深海から汲んだ海水を使用し、釜はガスではなく蒔をくべるなど、こだわりの製法で豆腐を作っているお店でした。
ですが、お話を聞いていても、店構えを見ても、やはり「普通に美味しいものを食べたいから」という印象で、箔をつけて格好をつけようとか、体にいいものを背伸びして提供させようとかいった、所謂”高級ラーメン”のようなものはものは感じませんでした。
それと、「徳之島で一番美味しい」という”島とうふ”屋さんも教えていただきました。このお店の豆腐は深海から汲んだ海水を使用し、釜はガスではなく蒔をくべるなど、こだわりの製法で豆腐を作っているお店でした。
ですが、お話を聞いていても、店構えを見ても、やはり「普通に美味しいものを食べたいから」という印象で、箔をつけて格好をつけようとか、体にいいものを背伸びして提供させようとかいった、所謂”高級ラーメン”のようなものはものは感じませんでした。
島豆腐。民家に隣接する工場兼店舗。個人で営んでいる小さなお店で、ネットにも情報はない。
ちょっと間、限られた人たちだけですが、徳之島の人たちを見て、こうやって普通にしていれば長生きできるかもな、と思いました!
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