長崎→西海

高速バスに乗車

朝7:25に天神BCから高速バスに乗り長崎へ。BCのある西鉄福岡(天神)駅で朝っぱらから地元・久留米のイベントの告知がでかでかと貼られているのを見た。「自分はこれから久留米のもっと先の長崎に行くのに。久留米なんてすぐそこ(それこそここ(駅)から電車に乗れば30分で到着)なのに。」と思う。


朝早いのと長崎まで2時間ちょっとかかることもあってバスの中で寝るんじゃないかと思ってたけど、結局道中はおしゃべりに終始した。
バス停〜県美の道中には出島があるが、敷地内への侵入は有料だったので物欲しげに覗いて通り過ぎる。侍の格好をした人を数人確認した。

長崎県立美術館

県美は直線美が特徴的でとてもおしゃれな建物なんだけど、2度目という事もあり写真を取っていない。


ムキムキのギリシャ彫刻を見ながら、O田さんの(京都の大学に進学〜就職〜昨年退職して福岡に里帰り後、)ぱーっとギリシャ旅行に出かけた際の事などを聞く。
時代を経るごとに彫刻が緻密になっていく様を追ったが、最後の最後に展示されていた銅製の彫刻の緻密さに感心して長時間眺める。銅製の彫刻の多くは資源として使われちゃったそうであまり残っていないそうだけど、昔昔は沢山あったそうだ。残すにしても使うにしても結局どちらも勿体無いことなのだろうけど。
佐世保市から町内バスツアーで訪れた一行があり、長崎って一括りに言っても色々な地域があるんだなぁ、と思う。(翻って福岡にも久留米や小倉や博多がある訳だしそりゃそうだけど)
1階のフリースペースで地元高校の美術科の卒業展があっていたのでそちらも覗いた。修学旅行の自作アルバムが数冊あり、それぞれの目線で綴られた思い出が面白かった。

長崎ちゃんぽんの王道・リンガーハット

昼食は自分が昔バイトしていた長崎本社のファミレスがあるはずのショッピングモードに入ったが見当たらず、結局フードコートでリンガーハットの豆乳ちゃんぽんを食べた。

レンタカーを借りる

そうこうしているうちにレンタカーを予約している時間が近づいてきたので、路面電車でレンタカー店まで向かった。
レンタカー店で地図やら観光案内の資料やらを色々もらい、出発。道と運転に慣れずレンタカー店付近をしばらくぐるぐる回って国道に出た。

長崎・郊外地の様子

長崎の市街地を抜けて郊外の路面型チェーン店が並ぶ景色の一角に、O田さんのお仕事関係の現場があったので、立ち寄ってそっと覗いた。だだっ広い駐車場を擁するホームセンター兼生鮮食料品店であった。

お総菜コーナーでから揚げを購入して車の中で食べた後、出発しようと鍵を回すが動かないというハプニングが勃発するが、近くにいたお客さんに助けてもらい、差し込みが甘いだけだということが判明しあっさり解決した。

それまで周囲は人がまばらな寒村のイメージだったけど、実際は長崎市郊外のベットタウンという感じのところだった。
地図を見ただけで2人して「知らない土地だから」と勝手に辺境イメージを抱いていたところにこんなにたくさんの人々の生活があったので、知っている事だけが全てではないのだと思わされた。

西側の海へ出る

それから西へ更に進むとようやくベットタウンの外れという雰囲気の山に突入し、山を越えると海岸線沿いに進んだ。ここは夕日がきれいなドライブコースとしてるるぶに載っていた。正しい時間に通ることになった。
海岸沿いをずっと進んだ先に橋があり、その先に宿泊先がある大島に行くのだけど、夕食を買える場所があるのか不明だったので橋の手前のコンビニに寄った。
そこでロシア人が携帯しているようなサイズのウィスキーと1.5ℓ入りの炭酸水、お菓子を少々を購入し、Googleマップで島内にスーパーがある事を確認して、大島に上陸した。と思いきや、またすぐ先に橋があり、こちらを渡った先が大島だった。
橋の上↓
ちょうど夕日が沈んでいるところ。

大島上陸

まず、島内のスーパーでおつまみ兼夕食になるようなものを買物をした。客がほぼおらず鄙びたスーパーという感じもするし、でも規模感や品揃えの豊富さからちゃんと血が通っている(客が来る)雰囲気も感じ取った。女2人なので買い物の量はほどほど。

スーパーの付近には団地があった。大きな造船所工業用の製塩所があるためだろう。"島"というと第1次産業が主な産業だというイメージが蔓延るが、全てがそうではない。大島の事はよく調べずに来たけど(それにしても「大島」という地名(島名)は日本にいくつあるのだろう?)、その昔は石炭産業で栄えたと島でもあるらしい。炭鉱夫の団地跡がだだっ広い公園になっていた。

宿泊先に到着

宿泊先は海沿いにあり、バイク乗りの人たちが来ているのか大きなバイクが数台停まっていた。
館内はお店の人の趣味?なのか骨董品が沢山あり、とても素敵なセンスでまとまっていて2人でじわっと盛り上がった。
別の宿泊客の夕食がちらりと見えて、料理も素敵そうだったので急遽翌日の朝食をお願いする事にした。
それからすっかり暗くなった住宅街〜海辺を少し散策した。海辺の街らしい細く高低差のある路地を歩いた。夜の住宅街はとても静かで家の中から人の声やTVの音すら聞こえてこなかったのだけど、海辺に出たところで夜釣りをしている人影を見た。こんなところには夜でも人がいた。

まったりタイム

宿泊先に戻り、お風呂が2つあるというので各風呂にそれぞれ入り、あとはお部屋で就寝までの時間をまったりと過ごすのみだった。
共有部分の調度品もだったけど、部屋に用意された備品、湯呑みや茶托も素敵だった。少量しか入らないけど。いい感じの湯呑みでウィスキーのソーダ割を2人でちびちび飲みつつ「世界ふしぎ発見」を見た。
炭酸水が甘かったことには面食らった。間違ってサイダーを購入していたのだった。
O田さんがソファで寝落ちしたので歯を磨きに行き、戻ったところで布団で寝るよう促して、この日は就寝した。

旅行の忘備録

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