鹿児島→喜界島(未踏)
鹿児島行きの高速バスに乗る
鹿児島港から17:30に出る船に乗るために、9:50天神発のバスに乗って、天文館に降りたのが15:00くらいだったと思う。お盆休みの前ということもあり、渋滞による遅れは予想していたけれど、やはり30分遅れて到着した。
①もし、遅れることがなければ、鹿児島の気になるお店でお昼を食べて、温泉に入って汗を流してから船に乗ろう。
②もし、遅れたら、鹿児島の気になるお店でお昼を食べて、船に乗ってからシャワーを浴びよう。
③もし、だいぶ遅れたら、そのまま船に乗って、売店か食堂で食事をとろう。
到着前にどうやら②になりそうな気配だったので、バスの中でGoogleマップ上でバス停-港間で気になるカフェを探したところ、『旅と食堂kiki』という名前のお店を発見し、「ここだ!」と思い、さっさと目的のお店を決めた。
天文館のイケてるカフェ
お店決定後、目的地に着くまでにお店のSNSやぐるなびなんかをダラダラ見ていたら、これ2週間前に仕事でちらっと鹿児島市内に来た時に、通りすがりにちらっと見えてめっちゃ気になってたお店やん!ということに気付く。野菜たっぷりの定食が朝から夕方まで食べれるということも知り、期待値と空腹感が上昇。
目的のお店のお向かいには、古い建物の砂糖問屋さんがあり、鹿児島らしさを感じる。
お店は八百屋さんを併設しているのか?と思ってしまう前に、『ヤオヤスムージー』という看板を見つけ、別業態なのか?と思いながらお店に入ってみると、店舗の場所は共有で、時間帯や曜日によってオーナー?さんが変わる、要するに別業態ということだった。訪れた時は、ちょうどスムージー屋さんの時間帯だった。
すぐにお腹が空きそうだけど、せっかく来たのだし、好物のパッションフルーツもあるし、パッションフルーツ+キウイ+パイン+トマトのオーダーメイドでスムージーを作ってもらった。これで2食分くらい貧相な食事をしても大丈夫だという貯金をしたつもりで頂いた。チアシードが乗っかていたのは、これからの空腹対策にとてもありがたかった。
お店は相当古い民家を改築したもので、時間帯によってオーナーさんとそれに伴い業態が違うこと、2Fには鹿屋の音響作家さんの仕事場があることなど、とても面白そうなところだった。また来ようと思った。
錦江湾から桜島や開聞岳を見る
お店をあとにして、10分くらい歩いて、途中で桜島行きのフェリー乗り場なんかも見学なんてしながら、奄美行きのフェリー乗り場に向かった。
奄美の名瀬港からのフェリーの利用は過去に2度あったので、慣れたつもりで行ったけど、そういえば鹿児島からフェリーに乗るのははじめてで、ちょっと新鮮な気持ちになった。
フェリーから桜島が見えたり、開聞岳が見える頃には夕日も一緒に見れたり、暗くなるまでデッキで一人キャッキャしてた(気持ち)。
船の食堂
船内に戻ると食堂は既に営業を終了しており、お茶のサーバーはあれど、お茶用のコップが引っ込められていたので、お茶をペットボトルで買ってもいいけど、歯磨きのことなど考えると水分が500mlで足りそうになかったので、昭和な出で立ちの自販機でカップラーメンを買って、食べ終えたカップをコップ代わりに翌朝まで重宝した。
一人暮らしで食事に気を遣っている方でもないけれど、カップラーメンはすごく久しぶりだった。見た目は貧相かもしれないけど、久しぶりだからすごくおいしく感じた。そして罪悪感を感じないのは、スムージーのおかげだった。
ひどく汚いわけではないけど、快適とまでは言えない環境でシャワーを浴びて、就寝した。ぐっすり寝れた。
喜界島は早朝から活発な人の往来がある
翌朝4:30、フェリーが喜界島に着いた。到着を予告するアナウンスで起こされて、いつもならしばらく布団から出ないテンションの中、ミーハーな観光客根性丸出しでデッキに出て、暗い海の中を進む風、のっぺりと現れる喜界島、暗闇の中で唯一の光を灯す港、接岸作業のため慌ただしく動くおじさんたち、下船のためわらわらと集まる人たち、それを迎える人、そして乗り込む人などを、順を追って確認した。
喜界島では大方の人が降りたけど、またたくさんの人たちが乗ってきた。鹿児島-喜界島、喜界島-名瀬間の人の行き来は盛んだということを知った。
鹿児島から乗船して喜界島で降りた人たちと、喜界島から乗船してきた人たちは、手足が長く顔が小さい人が多い印象を受けた。奄美の人はがっしりした体形をしているイメージだったけど、奄美群島それぞれに特徴があるのだということを再確認した。しかし、はっきりした顔立ちは他の奄美群島の人たちと共通していたように思う。
5:00になると、フェリーは喜界島を出て、奄美大島の名瀬に向かった。夜空はだんだんと明るくなり、喜界島ののっぺりした地形が徐々に露わになっていった。海のあちらを見れば朝日、そちらを見れば夜、という光景に、「大自然」を通り越して、「地球やーん!」と思った。
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